現代問題研究所につきまして

2月 28, 2020 未分類

現代問題研究所につきまして

令和元年(正確には平成31年)から40年弱の任意団体から法人格を得ましたJICI現代問題研究所ですが、第一期はおよそ90万円近くの赤字決算となりました。実際には、約20名ほどのボランティアのかたにお手伝いをいただいておりますので、実質的には資本金が吹っ飛ぶくらいのインパクトがある決算となってしまいました。

これは様々な悪条件が重なったことがありますが、もっとも根深いものとしては日本経済の先行きの不透明感が、限りなく暗黒に近く、しかしそこに当社として松明の炎をうまく掲げられなかったことでもあり、深く反省をしております。

令和元年度は8050問題のカウンセリング、解決手法の確立に、多くのリソースを割くこととなりましたが、2020年12月期は、8050問題についての区切りを目指す一方で、本来業務でございます、出版事業を軸とした事業展開を計画しております。

ご承知のように、出版を取り巻く環境は年々厳しさを増し、紙の雑誌は壊滅状態に近く、本も本屋さんも四半世紀で約半数が消えてしまいました。そして、その傾向は今後も続くだろうと言われています。唯一、ある程度元気なのはコミックですが、それも電子書籍にとってかわられるのではないか、と言われております。

他方、出版点数だけ見た場合には、電子書籍まで含めた場合には、非常にバラエティに富む状況となっており、つまり、従来の出版とは考え方が異なってきている現況となっております。

従前は著者印税は本の本体価格の5−10%であり、7000部発行されて50万円程度の収入で会ったのに対し、現在は非常に少ロットのプリントに近い印刷となっていて、同人誌よりはやや広い層に対して、部数こそ2000、3000であっても印税が4割という場合もあり、よりニッチな層を目がけて息を長く販売するということができるようになってきたのです。

一方で8050問題解決支援センターの業務の立ち上がりもあるため、こちらのリソースを落としながら、出版事業に軸足を移すべく今期はトライアルしつづけていく所存です。

JICI現代問題研究所

投稿者:JICI現代問題研究所

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